躁鬱で主夫になりました~双極性障害の旦那~

双極性障害で主夫になった旦那の日記

精神疾患者のメジャーな行動を簡単に説明 その3

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精神疾患者のメジャーな行動を簡単に説明 その3 希死念慮

こんにちは、ソウツー(@Sou_tu_1979)です。

リストカット、ODと暗い内容が続きますが今回も精神疾患者のメジャーな行動を簡単に説明の3回目をお送りしたいと思います。

今回は「希死念慮」をテーマにお送りします。聞いたことある人もない人も読み進めていただけると幸いです。

目次

1.希死念慮とは

希死念慮という言葉をまず聞いたことがあるでしょうか?精神疾患関連でも今までの2回分でやってきたリストカットやODに比べるとメジャーではないのかなと思います。メジャーな行動じゃないんかと突っ込まれる困りますが…。

この希死念慮は行動ではないのですが、簡単にいうと死にたいと願うことですね。死にたいと願うことなんて生きてればあるだろと思うかもしれませんが、この希死念慮というのは厄介なもので漠然と死を願う状態だったりします。

この漠然と願う状態というのがどれだけ危険かというと、漠然と願うものが死だということでなんとなく理解しづらく感じますが。例えばあなたが、なんとなく夜食食べたいなと思ったとします、この場合食べたいに理由はないですよね?そしたらあれよあれよと家にこれあったかもなんて感じで考え始めます、食べるか食べないかは結果次第ですが夜食を食べるという方へ行動を進めたのは確かですね。夜食と死と何が関係あるのか?ですが、夜食を食べるという目的を死が目的に変えてみるとどうでしょうか?

漠然とではあるけど、死を考え、死ぬ方法を考え、やるかやるかはわからないが死へ向かっていく行動を考える。そんな状態にあるとしたら、怖くないでしょうか?

実際、いきなり自殺してしまったりなんかがあるのであながちなぜ急に?なんてことはあるかもしれませんが、死に向かってそのための行動をあれよあれよと流れで取った結果だったりするため何がトリガーだったかはわからないことというのはあります。

2.もしも漠然とした死を思ったら

これは精神疾患者の場合に自分が今漠然とでも死を意識しているとしたら、周囲に話すことができるかどうかというのはかなり大切なことです。でも、なぜ死にたいのかとか本人もわからない状態でいるからそのまま伝えてしまったり、今までにも伝えたことがあった場合は、また「死ぬ死ぬ」言ってるで対処されてしまう危険性がある

この漠然とした死を望んでしまう状態は非常にしんどい。理解されたくても自分が理解できていないのだから伝え方も漠然とするし、何度も何度も同じ気持ちに襲われるから何度も伝えてしまって、「はいはい、また死にたいってやつね」みたいな状況になるのが怖いからますます言えなくなる。こうなる前に、病気で希死念慮に襲われた場合は自分はこんな感じになりますって事前にわかっておいてもらう方が、相手の負担も自分が抱える不安も軽減できると思う。たぶん、何回も書きそうだけど病気に関しては相互理解がないとどちらかがつぶれる。

3.周囲の人ができること

あなたの周囲で「死にたい」という発言があった場合、それがどの程度の気持ちで言っているかが今はかなりわかりづらい。ネットの発展で個人の発言が多くなり言葉の意味も一部は軽くなっているものがあるからだ、その中でも死にたいは誰もが簡単に使える言葉になっているような気がする。だから、いわれた側も本気で死にたいのか?それとも辛くてしょうがないレベルの表現が死にたいになっているのか?っていうのはわかりづらい。面倒かもしれないが「死にたい」が本気であったりこの希死念慮に関する物であれば周囲の人間ができることは死なないように止めることになるとは思うが、できることって自殺にいたらないようにする。この1点になってしまうかなと思います。希死念慮にとらわれている側にもあるけど、この状態異常は常に消耗するし理由がわからないから周囲が理解できなくて当たり前ともいえる。だからといって放っておくわけにもいかないなら、最後の自殺行為にいたらないようにしてこの期間を乗り切ってもらうのを見ているしかないのかなと思う。もちろん、少しずつ話したり、不安な時間や死を考える時間からそらしてあげるということもできるけど、消耗してしまうだろうからあまりやりすぎるのも大変だと思う。なので最後は絶対やらせない!ここを最終防衛ラインにしておくのがいいかなと思っています。

4.終わりに

今回は行動というよりは、自殺に至らせる可能性がある心理状態についてでした。病気していると自分が自分じゃなくなったようになったり、周りからの理解も得難かったり、周囲の人もどうしていいかわからないということは多くあります。それが精神疾患という病気だと自分は20年ほど付き合ってみて実感していることです。

今回の希死念慮は自分は漠然とした理由がないというほうの概念で書かせてもらいましたが、定義は他にもあるようなので興味があれば調べてみてください。

死に向かおうとするというのが頭から離れないのはとてもつらく、しかも理由がないとますますいろんなことを疑ってしまうので長引けば長引くほど疲弊しますから、できるだけ希死念慮に襲われたらどうするかを自分なりのルールを決めておく(自分マニュアルみたいなものを作る)、周囲には理由がないけど危ない状態にあるということをわかってもらえる人には伝えるなど対策を作っていきましょう。

自分マニュアルや、対策などは自分でも考えていきたいことなので1案として出せるときはブログに書いていきますのでお付き合いのほどよろしくお願いします。

それではまた~、ソウツーでした~!